精神科・心療内科でよく処方される薬のひとつに、セルトラリン(商品名:ジェイゾロフト)があります。同じSSRIの仲間であるエスシタロプラム(レクサプロ)と何が違うのか、気になる方もいるかもしれません。

この記事では、セルトラリンの効果・特徴・副作用、服用時の注意点について解説します。
この記事のポイント
- セルトラリン(ジェイゾロフト)はSSRIに分類される薬
- うつ病だけでなく、パニック症やPTSD(心的外傷後ストレス障害)にも用いられる
- 下痢・軟便といった消化器症状が比較的出やすいとされる
- 他のSSRIと比べて、他の薬との飲み合わせの影響がやや少ないとされる
- 自己判断での増減量・中断は禁物
セルトラリンとは
セルトラリンは、脳内のセロトニンの働きを高めることで効果を発揮するSSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)です。日本では「ジェイゾロフト」という商品名で処方されており、うつ病・うつ状態のほか、パニック症、PTSD(心的外傷後ストレス障害)にも用いられる薬です。また、議論はあるが、強迫性障害、重い適応障害などにも使われることがある。
特にパニック障害にはよく使われ、人によっては劇的に効くこともある!諦めずに試してほしい。そしてすぐに辞めずに、医師が必要と思う量まで増量し、1ヶ月は試してみてほしい。これは本当に伝えたい。人生が変わる人がいる!
効果が出るまでの期間
他のSSRIと同様に、飲み始めてすぐに効果を実感できるわけではなく、効果が現れるまでに数週間程度かかることが一般的です。吐き気などの副作用は服用開始直後から出やすい一方、効果の実感はそれより遅れて出てくることを知っておくと安心です。
主な副作用
- 吐き気、胃の不快感
- 下痢・軟便(セルトラリンでは比較的目立つ副作用のひとつとされる)
- 眠気、だるさ
- 性欲の低下や性機能への影響
性機能への影響については抗うつ薬による性機能障害の記事で詳しく解説しています。
副作用に関して中国・Inner Mongolia Medical UniversityのZhuoyue Wang氏らが、SSRIの消化器系副作用リスクを比較するためネットワークメタ解析を実施した。その結果、消化器系副作用リスクについては、セルトラリンは消化器系副作用リスクが最も高い可能性があることを報告している。
服用時に知っておきたい注意点
- 他のSSRIと比べて、肝臓の代謝酵素(CYP450)への影響が比較的少ないとされ、他の薬との飲み合わせによる影響がやや少ないと言われている
- ただし、自己判断での急激な中止などはセロトニン症候群と呼ばれる危険な離脱症状のリスクに注意が必要
- 急に中止すると、めまいやしびれ感などの離脱症状が出ることがある
⚠ 効果を感じにくい、副作用がつらいと感じても、自己判断で薬を増やしたり減らしたり、中止したりしないでください。特に急な中止は離脱症状の原因になり、症状の再燃・再発にもつながります。量の調整や他の薬への変更は、必ず主治医と相談しながら進めてください。
まとめ
- セルトラリン(ジェイゾロフト)はSSRIに分類される薬で、うつ病のほかパニック症・社交不安障害・時折強迫性障害、重い適応障害、PTSDにも用いられる
- 特にパニック障害にはよく使われ、人によっては劇的に効果が出る人もいる
- 効果の実感には数週間かかることが多く、副作用が先に出やすい。すぐに諦めずに続ける方が良い
- 消化器症状が比較的目立つ副作用として知られている
- 自己判断での増減量・中止は禁物。気になる点は必ず主治医に相談を
この記事は一般的な情報提供を目的としたものであり、個別の診断・治療の代わりになるものではありません。気になる症状がある場合は、必ず医療機関を受診してください。詳しくは免責事項をご覧ください。
